「平成25年度愛媛未来づくり協働提案事業」
企画・運営:NPO法人ワークライフ・コラボ

【少子高齢化時代を生き抜く「ハタラク」支援プロジェクト
〜「仕事と介護の両立」について、それぞれの立場で考えるきっかけに〜 


   愛媛県の高齢化率(人口に占める65歳以上の割合)は約27%で全国で9位ということをご存知でしょうか。
 また、愛媛県の労働力が17年後の2030年には不足に転じるとの試算も出ており(いよぎん地域経済研究センター)「働く代わりはいる」時代ではなくなっています。
 若者の未婚率の上昇、少子化の背景から、親や近親者の介護を一人で抱えながら働く人が男女ともに増えており、年間15万人近くの人が介護を理由に退職をしています。
 高齢化率の高い私たち地方こそ、介護を担う労働者が、働き続けながら介護をする環境を整えることが求められています。


【アンケート結果】
Q.仕事と介護の両立について思うこと、経験した方は、やってみて大切なことや必要なこと、不安だったこと等を自由にお書きください。
(アンケートQ8より) 
40代女性 実際に介護に携わるようになったら、どういうサービスが使えるのかわからないので、物心ともに支援してくれるサービスを知りたい。
40代女性 介護する側も介護される側も、精神的に肉体的に大変です。
そういった方々が、集まり話し合える場所が身近にあるとよい。
50代男性 仕事と介護を両立させなければ、これからの社会は幸せにならないと思います。
生活の物質面を支える為に仕事は欠かせないものですが、精神面の幸せを得る為にも介護について社会の理解を深める必要があると思います。
50代女性 現状では、私一人では在宅介護は無理です。
一人暮らしの親を引き取る部屋はなく、介護者が、24時間居てくれる事は無いと聞いています。
介護施設への入居の金額もまだ調べてないのでわかりませんが、親の国民年金及び貯蓄で可能なのか、不安です。
よって、自分が仕事を辞めて、在宅介護の協力を得ながら、親の介護をすることになると思っています。
40代男性 社会的に認知されて理解されるような活動になりますように期待します。
30代男性 仕事だけに集中できないという生活がいつかはやってくると思いながら、なにも準備ができていません。
20代男性 現在の職場と住居が、地元の実家と離れているので、介護など必要になったときどうすれば良いか不安。
30代女性 実家の祖父母の介護に関わる可能性があります。
現在、実家とは離れた場所で一人暮らしをしており、仕事もしています。
祖母が認知症。
祖父も認知の祖母の相手等で、かなり弱ってきているようです。
父は単身赴任中で、対応は母一人がしています。
今後母が耐えられなくなったら、体を壊したらどうなるのか・・・父はあまり頼りにならないようで、いまいち動いてくれないとのこと。
これから、どうしていくのがいいのか・・・漠然とした不安が常にあります。
40代男性 とにかくどうしたらいいかわからず途方に暮れるので、必要な情報がわかりやすく欲しいです
50代女性 私の場合、会社での役職をはずして降格させてもらいました。
平社員だと、会議に出なくていいし、管理職より気持ちが楽なので。
仕事と介護、ともにセーブして、ともに行ったという形です。
一度、仕事を手放すと、なかなか元には戻れませんから。
40代女性 不安だったこと----先が見えない(育児であれば子供の成長により手がかからなくなるだろうが、介護の場合はそうではない)
同じ病院への入院が3カ月しか認められない
希望する施設へ入居できない
家族以外の第三者の世話を嫌がって、ヘルパーさんの利用ができなかった(福祉サービスを利用したくても、思うようにいかない)
30代女性 まだ両親とも元気なので、まったく考えていない状況です。
なるべく1人でかかえこまず、会社や主人にも相談できることは相談して、協力を得られればと思っています。
40代女性 利用できるサービスは利用して、育児同様、両立すべきだとは思います。
ただ、実際どの程度の介護が必要になるか、その時にならないと対応できないでしょう。
30代女性 自分自身はまだ経験がないが、私の仕事上、介護されている方のお話を伺うことがあり、実際の声と施設側の声の差を非常に感じます。
ケアマネの方でもかなりの差があるようなので、いかにいい方といい施設と出会えるのが重要になるのかなと思わされています。
50代女性 周囲に高齢者が多いので、ダブル、トリプルで介護が必要になった時の不安は大きい。
少子高齢化が進化するのがわかっているのだから、それでも乗り越えられる公的サービスについて論議、展開が必要。
30代女性 要介護1、2の人へのサービスが見直されているが、その取り組みが現実となった場合、仕事が今まで通り続けられるのか不安。
50代女性 そのときのために いろいろな情報をもっていれば安心して行動できると思います。
30代女性 介護は、大変なもので、その介護を笑って、毎日楽しくできるような支えを、いっぱい知って、みんなで過ごしてほしい。
介護は、誰にでもやってくるもので、いろんなことを知って、自分を見失わずに元気に過ごしてほしい。
40代女性 仕事と介護の両立は難しいと思うが、その時にならないとわからない
20代女性 介護が必要な身内が家に一人になることは無理なので、介護施設に預けるかヘルパーを頼むことになる→会社から援助があれば助かる。
簡単な介護方法などを学べる場があったらいいと思う(社内で)
40代男性 まだ経験したことがないので実感はないが、これから可能性があるので、どのくらい仕事に影響があるか他の人の体験を聞いてみたいと思う。
20代女性 要介護になった時に身内がやらなければならないという発想がよくわからない。
地域サービス等でデイケアなどあると思うが、それらを利用しにくい社会的な構造が知りたい。
30代女性 経験がないのでよくわかりませんが、ニュースとか見ると、介護者の疲労・負担が多いようなので、ストレスの発散等が定期的にできるような仕組みやサービスがあれば良いと思いました。
20代女性 親が介護が必要になった時、自分だけで見なくてはいけないので、どういう風にしてどういう勉強や知識が必要なのかが不安です。
また、働きながら介護している人が現場でどのくらいいるのか、可能なのかも知っておきたいです。
30代男性 介護がいつ必要になるかわからない。
ただそういう事由が発生した時に、会社であったり社会であったりと周りの環境が整備されていることが必要であり、周知されていることで、介護サービス等が使いやすいものでないといけない。
40代女性 認知症を発症した家族への対応で、家を留守にできないなど、介護に要する時間がかかり、大変なことがあります
20代男性 正直今は介護を自分がするということに実感が持てないが、いずれその時が来るとも思うので今のうちから少しずつ考えて行きたいと思います
20代男性 疲労度は私生活においてどういう影響を及ぼすか
20代女性 両立はとても大変だと思いますが、職場の理解があるならば大丈夫ですし、介護のサービスを上手く利用していけばできると思う
20代女性 育児休暇であればある程度「何年かしたら職場復帰」という目処が立つが、介護の場合どのくらい期間か先が見えない分、難しい印象がある。
それでも柔軟に対応できる働く力のある人がきちんと労働できる社会になってほしい。
20代男性 仕事と介護の両立は実際にやってみたことがないのでわからない部分が多いが、難しいのではないかと思う
30代女性 職場の理解や介護の情報があったらいいと思いました
20代男性 仕事と介護の両方大切で、どちらを優先すべきかは決められないが、責任感と周りの理解は必須であると思った
40代女性 医療関係者とのつながり、周りとの理解
50代男性 母親の介護のために退職したので次の仕事を探すのに不安があった
50代女性 短時間のパートくらいであれば両立できるかもしれないが、福祉サービスに頼らざるをえないと思います。
40代女性 祖母の介護の時、嫁である母は仕事と家庭で疲労困憊でした。
時々私(当時20代)も手伝っていましたが、女にばかり負担の大きい状態はその後も変わっていないと実感しています。
ひるがえって、今私には障害児がおり、この子の世話(介護)に追われています。
介護には高齢者だけではなく、障害児も含まれることをもっと一般の方に理解していただきたいです。
20代男性 介護をする人はいくら身内のことでも精神的に辛い。
ひどい場合、うつ病になる時もあると思う。
40代男性 両立できるよう社会や会社が積極的に支援すべきである
40代男性 身内の助けが一番必要だと感じた
 60代女性 日々変化するので、対応は戸惑うばかりでした。
仕事と介護の切り替えができなくなって、年数を重ねてくると、介護しているものが体調不良になり、精神的・肉体的に気力も低下する・・・この状態をコントロールして、自分自身を自分が励ましながら介護にあたる。
この事にあたるまでは、ともにダメになってしまいそうでした。
40代女性 今年冬場、唯一の預け先だった事業所でノロ患者が出て、閉所となってしまい、2週間預け先がなく困り果てました。
重度知的障害の当人を一人家に残すわけにはいかず、夫と半日ずつ休んで面倒見たり、親戚に3〜4日頼んだりして乗り切りました。
本人は元気でもこういうことはあるので、他の預け先やサービスを複数契約しておくことの大切さを身にしみて感じました。
ただ、サービスはタダではないので、やむを得ず利用したあとの高額な利用料には本当に生活自体に響く事態となります。
それまでは在宅での業務を認められていましたが、今年になってそれもダメになりもし家での作業をしたとしても全てサービスになるのかと思うとやるせない。
けれどお客様や仲間に迷惑をかけられないのでせざるを得ません。
50代女性 経験がないので、現実に直面した時に、自分が置かれている状況によって判断が違うのではないかと思う。
両立が理想ではあるが、現在の仕事内容と働き方を考えると難しい。
まずは相談できる環境づくりを目指したい。
30代女性 祖父の介護をメインにしていたのは働き盛りの父。(祖父が下の世話を実子に求めたため)
ストレスも相当のものだったと思うが、その当時の私はその父を援助できなかった。
祖父が亡くなった時の父の悲しみを見たとき、自分が少しでも情報提供も含めて手助けしていれば父がもっと後悔の無い介護ができたのではないかと悔やむ。
家族に手助けを求めず、抱え込みそれを美徳として父でした。
家族が苦しむのは辛い。
介護をする人も幸せになれるよう、介護を家族、地域、社会と少しずつ分担できることに抵抗がなくなる社会になればと思います。
40代女性 介護の社会化は育児の社会化ほどは進んでいない。
他人事、自分には関係ないという意識がまだまだある。
40代女性 介護だけではなく、家庭内の働きに対する社会的評価が低いと思います。
人としての生活能力がある人が一人前という風土があればいいのにと思います。
介護即離職とならないように会社内での選択肢の周知も必要かと思います。
40代女性 私の職場は、ちょうど親の介護にかかわる年代の従業員が多く、実際に介護休業や短時間勤務を利用された方もおります。
これは、ありがたい制度だと思いますが、約3カ月の期限付きであり、その間に「次の段階」の選択が必要になります。
早く決まればいいでしょうが、現実は厳しい面があるようです。
50代男性 介護の相談窓口の充実、仕事においては、周囲の理解と思います。
 40代女性 フルタイム勤務をしているときに、子供を2人出産しました。
1人目は育児休暇を子供が10か月になるまで取りましたが、2人目の時には会社からの「早く復帰して」というプレッシャーから子供が4か月で復帰しました。
1人目に障害があったため、仕事中に抜けることや休みを取ることが多くなり、療育のために毎週早退するようになると、だんだん肩身が狭くなり、同僚女性の「迷惑」という言葉で退職を決めました。
フルタイム勤務中も「親の会」の活動、地域の役員、保育園の役員など、子供のためになることはどんどん引き受けていたので、新しいパートを探すにも、「平日3,4日で短時間」を条件に探しましたが面接で条件をのんでもらえるところに出会えませんでした。
その間、実母が病気になり現在、私が炊事、父がそれ以外の家事、母はデイサービスという状態です。
母が病気になった時に、パートを探すのはあきらめ、自宅でできる仕事をはじめました。
いずれ近いうちに両親と同居するようになりますが、その時には父も疲れているので、私が全家事をするようになると思います。
自宅で自分のペースで仕事ができる環境なので、介護の負担が増える心配よりは、目が届くことの安心感の方があります。
ただ、家事を全部私がしてしまうと、父が気が抜けて鬱になってしまいかねないので、バランスを見ながら、父には新しい楽しみも見つけてもらいながら、ゆっくりと役割を交替したいと思っています。
50代男性  介護施設を利用するという選択肢ないのはなぜ?
無理やり「仕事と介護の両立」というテーマに持っていこうとしているような気がします。
40代女性 ちょうど育児中ですが、子どもを産んだのが遅かったので、親の介護が重なる可能性も十分あり得ます。
職場にはこれまで育児でいろいろ配慮してもらっていますが、このうえ介護で制限を持ちながら正社員で働かせてください…というのは想像しただけで言いにくいですですね。
育児に夫のうつに、次は親の介護?…って上司に思われるに違いないなー、と。
でも、覚悟しとかなければならない問題でしょうから、このアンケートをきっかけに、姉妹で話してみたいと思います。
40代女性 まだ親は元気でもいつどうなるか、わからない。
まわりとの話題も子供の話から親の介護になります。
40代女性 「介護は大変だ」という先入観ばかりがあり、不安がかなりあります。
不安を取り除いて、来たるべき介護の時までに、心の準備ができるように、利用できる制度について、仕事と介護の両立を皆さんがどう切り抜けているかを知りたいです。
50代男性 経験がありませんが、今後来ると思います。
50代男性 家族が要介護状態となったとき、どのような福祉サービスを受ければ仕事と介護の両立ができるのか知りたい。
40代男性 3か月とかの短期間介護休業を取得する意味があるのか?
在宅以外の方法を充実させてほしい。
40代男性 良くなる見込みが無い長期間の介護は、イライラしやすくなり、家族全体が疲れる。
家族は相当の覚悟がいると思う。
50代男性 会社はもちろん、家族の中での理解、協力がなければ仕事と介護を両立することは難しいと思う。
40代女性 親、配偶者、子、もしかして兄弟、老化だけでなく、病気やケガや事故でも介護や看護を必要とするかもしれない。
誰もがリスクを抱えているけれども、考えたくないことだと思います。
特に、親や配偶者の老化に伴う介護となると、看取にまで行き着くかも。
他人事じゃないよなー、と思いつつも、「今じゃなくても」と後回しにしています。
40代女性 さまざまな状況に応じて、また県外に親がいる場合など、支援の内容を説明してくれるところがほしいです。
施設に入れば説明してくれるが、その前に知っておくことが大切だと思うようになりました。
私の父は家で静かに死にたいと思っていました。
でも、現実はそんな甘くはありませんでした。
無知な母親はもう面倒見切れなくて救急車を呼び、その後は施設で何とか過ごしています。
最後の時をどう過ごすのか、いろいろな方法があることはその後知りました。
まさか、家で死ぬことがこれほどまでに大変だとは思いませんでした。
仕事と介護という表面的なことも大切ですが、家族の繋がりを大事にする意味でも選択肢は増えてほしいし、知る機会が多いことを願います。
30代男性 両親には介護が不用のまま元気に過ごしてほしい。両親自身もそれを強く願っている。
40代男性 両方する人が一番大変だと思うけど、職場も介護する人も、お互いがフォローできる環境になってほしい。
いろんな職場があるけれど、フォローが難しい職場環境もあると思う。
それでも、制度も環境も人も、両方できるような社会が成熟した社会といえるのではと思います。
50代女性 実家は、遠方で将来必ず介護を求められる状況にあります。
しかし、仕事もしているのでもしそうなった時、どういたらいいのか考えたら寝られません。
経済的にも仕事を辞めることはできませんし不安ばかりが募ります。
40代男性 このような地道な活動は大変必要だと思います。
自身は仕事の都合で参加できそうにありませんが、有意義な講座になるよう願っております。
40代男性 まだ未経験であり、どういう状態を両立できているというのか分からないが、基礎知識や体力、運用力を付けておきたいと思います。
40代男性 40代ぐらいまでの世代に関しては、将来の介護に対する準備が必要だと思います。
家で介護するのか、施設で介護してもらうのか、誰がメインとなるのか、誰がお金を出すのか。
相談先も、事前に調査して、できること、できないことを理解しておくことが大切だと思います。
40代男性 介護で仕事を辞めざるえないような社会自体に問題があり、介護のために仕事を辞めさせる、辞めざるをえなくする企業には罰金を徴収すべきである。
20代女性 子育ては母性で動けるが、介護となるとまた違う気持ちが必要だと思う。
私は子どもがまだいませんが、介護を先に経験しました。
親をみること、自分が親から生まれてきたことを当たり前と思っていると親をみることが出来ないかもしれません。
子どもは大人になって手を離れていきますが、親とはいずれ世代交代をし、段々と年老いて弱ってきます。
周囲の環境と協力者の数によって、どう動いていくかが変わってきます。
介護をしていくためには、この不景気の中では難しくなってきています。
今の内から計画的に経済的な面も含めて制度を知っておき、話し合っておく必要があると感じています。
実際に経験して感じたことは、親なので、苦にならなかったが、淋しく思えた。
自分の親が弱っていく姿はやはり辛かった。
30代女性 制度は整ってきても、それを使う側の気持ちが問題だったりすると思う。
会社の雰囲気や、家族や身内からのプレッシャーなど。
私はまだ介護経験がないので、はっきりとは分からないが、実体験をいろいろ聞いて、どのように工夫していったのか聞いてみたい。
30代女性 今は父が母の介護をしており、私は仕事が休みの時にしか出来ないのが,現状です。
高齢の父が介護するのもとても大変であるなか、もっと私が協力してあげたいと思っています。
小規模の職場の為、介護休業も難しいので、転職も考えています。
自分が後悔しないように、今まで世話になった分親の介護を納得いくまでしたいと思ってます。
30代女性 まだまだ介護する立場からは程遠いですが、親の年齢を考えると備えが必要だと感じます。
今後、職場でも介護との両立が必要な世代が増えてくるので、どうすれば両立が可能か、考えるきっかけにしたいと思います。
また、一緒に働く若い世代の理解が必要だと感じます。
経験しなければわからないことばかりなので、このような講座に期待します。
30代男性 今後、介護が視野にあります。
しかしながら、介護にいくら時間が必要なのか、いくらお金がかかるのか、そんなことも知らない人、少なくないのでは。
少なくとも私は、『明日から介護。』と言われたら、生きていける気がしません。
40代女性 仕事と介護、これから来るであろう現実問題です。
どちらも中途半端になるのと、子供たちのことを考えると厳しいと感じます。
30代女性 介護はいつまで続くかわからず、先が見えないので、介護者は心身ともに疲れてしまいます。
福祉サービスをうまく使いつつ、周りの理解も得ながら、みんなが協力してこれからの超高齢化社会を乗り切れたら・・・そう思います。
そうなるためにはまず社会が変わらないと!
みんなの意識が変わらない限りこれからの日本は大変な世の中になっていくと思います。
40代女性 介護にかかわる家族との関係がしんどかった。


 <現状の課題>

●愛媛県の人口は143万人、そのうち65歳以上の高齢者は38万人、高齢化率は約27%でなんと全国で9

2025年には「団塊の世代」が75歳以上となり、「2006年労働政策研究報告書」の調査によると「近いうちに介護従事者になる」と答える社会人が65にのぼる・・・働く人の3人のうち約2人が介護従事者へー。

●若者の未婚率の上昇、少子化の背景から、親や近親者の介護を一人で抱えながら働く人が男女ともに増えており、年間15万人近くの人が介護を理由に退職
特に男性が増加傾向
 企業にとっても中核を占める世代が離職することは大きな損失となり、介護従事者の能力をどう活用するか、仕事と介護の両立は喫緊の課題である


働きやすい職場環境づくりの一環として、えひめ子育て応援企業認証制度や企業内で女性を活躍させるポジティブアクションが進んでいますが、こういった状況を受けて、男女問わない問題として仕事と介護の両立にも向き合う必要があります。
愛媛県の労働力が2030年には不足に転じるとの試算も出ており(いよぎん地域経済研究センター)、誰しも関係のあるこの問題に直面する前に基本的な情報を提供したり意識付けを行っておくことは、社員にとっても企業にとっても、リスクマネジメントとして重要であると考えられています。


 
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